マイナビオールスターゲーム2021が16日と17日に行われる。前半戦をリーグ3位で折り返したロッテからは6選手が出場する。

前半戦は全試合で1番スタメン出場した荻野貴司外野手(35)は関西学院大の後輩でもある阪神近本を意識する。近本は19年の球宴でサイクル安打を達成。「負けないように存在感を出していけたらと思います」と準備万端で臨む。

ブランドン・レアード内野手(33)は「全力を尽くして頑張った結果として、チャンスがあってMVPを取れれば、最高の形のオールスターになると思います」と表彰台を狙う。MVP獲得となれば、ロッテでは89年の村田兆治氏以来。

現在21本塁打でホームランダービーにも出場するレオネス・マーティン外野手(33)は「とにかく野球を、そしてオールスターを楽しみたいです」と楽しみに待つ。本塁打後の「YES!マーティン!」スマイルを、球宴でもはじけさせたい。

リーグ2位の22セーブを挙げている益田直也投手(31)は巨人岡本との対決を熱望する。「交流戦は四球だったのですが、打席での威圧感がすごかったです。直球勝負をしたいです」と燃えている。

打率、打点ともリーグ上位をキープする中村奨吾内野手(29)は3年ぶりの出場。「何よりも、他球団の皆様のいろいろなプレーを近くで見せてもらって楽しみたいですし、勉強したいです」と謙虚なコメントを寄せた。

リリーフで前半戦に奮闘した佐々木千隼投手(27)は初出場になる「僕が直球勝負をしてしまうと、いつまでたっても1イニングが終わらなくなってしまうと思います」と苦笑い。いつもの緩急でセ界をも惑わせる。