江戸川中央は涙、涙の準決勝敗退になった。試合が終わった瞬間、選手たちはグラウンドに泣き崩れ、号泣する選手もいた。

見守る屋代剛一監督の目を真っ赤。「もうちょっと、何かやってあげられたらよかったんですが…。東練馬さんが相手なので、もっとムチャをしなきゃいけなかった。良く振れていたのに、もう少しのところを仕掛けてあげられなかった」と、相手の完封リレーに自らの采配を悔いた。4回に連打から1死二、三塁と先制のチャンスを迎えたが、後続が断たれ、流れが相手に傾いていった。3位の結果には「本当によくやったと思います。力のある子がたくさんいるので、次のステージへしっかり準備してほしい」とエールを送った。

表彰式でも涙をぬぐいながらだった箱山遥人主将(3年)は「(関東大会の)秋も春も勝ち進めなかった。最後にこの全国を制覇しようと言ってきて、みんな自分が思った以上の力を出してくれて、頼もしかった。悔しいけど、すごくよかったと思える大会でした」と話した。相手の東練馬は同じ東東京支部のライバル。「東練馬がいたから、自分たちもここまで来られたと思います」と、相手をたたえた。