DeNAはエキシビションマッチを2勝7敗1分けで終えた。最終戦は、脇腹の炎症で離脱していた浜口遥大投手(26)が、6月25日阪神戦(甲子園)以来45日ぶりに登板。先発して4回1/3で107球を投げ、5安打7三振5四球で3失点だった。107球のうちストライクが54球、ボールが53球と制球を欠いた。

三浦大輔監督は「浜口らしさというか、ボールが今日は特に多かったかな。何とかしのいでいた。腕も振れてはいた。しっかり投げられていたので、微調整はしないといけないけど大丈夫かな」と評した。ボール球が多いのは浜口の特徴。前半戦でチーム最多の5勝を挙げているだけに、この点をとがめることはなく、後半戦の開幕ローテーション入りに「考えてます」と当確ランプをともした。

9回には細川成也外野手が、左翼の3階席へ特大の本塁打を放った。エキシビションマッチ2本目のアーチに、期待を問われた三浦監督は「今日みたいな活躍。打ってくれること。毎回毎回打てないが、特長、長打力が魅力の1つです」と後半戦の活躍を願っていた。

野手は、楠本泰史外野手、伊藤裕季也内野手ら、中断期間にアピールに成功した選手もいた。三浦監督は「いろいろな選手が試せました。全員が初めてのエキシビションマッチ。しっかり調整してくれた。打者も控えでいた選手で、出場機会にアピールできた選手もいた。投手もアピールしないといけない。しっかりできた選手もいた」と話した。後半戦は13日から始まるが、DeNAとヤクルトは14日が初戦となる。【斎藤直樹】

▽DeNA細川(9回に左翼3階席へエキシビションマッチ2号本塁打)「完璧に捉えることができました! 昨日は悔しい思いをしたので、今日は絶対結果を出そうと思い打席に向かいました。最高の結果になり良かったです」

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