楽天岸孝之投手(36)が8回1死までノーヒットノーラン投球も1安打を許し、球団初、自身2度目の偉業達成を逃した。

慣れ親しんだマウンド、相棒とともに快投を見せた。7月に巨人からトレードで加入した炭谷と、メットライフドームでは西武時代の16年9月27日の日本ハム戦以来のバッテリー。1回2死から森、中村に連続四球を与えるも、栗山を145キロ外角直球で見逃し三振に抑えた。

2回にオコエの適時打で1点を先制してもらうと、エンジンがかかる。2~4回を3者凡退。5回1死から呉念庭に四球を与えるも、愛斗、岸を連続三振に仕留めた。7回を終え107球も8回も続投。1死から愛斗をカウント1-2と追い込むも外角を狙った143キロ直球が甘く入り、右前打を打たれた。表情を変えずに今季最多タイの113球、1安打10奪三振3四球で降板。ベンチでは悔しい表情も見えたが、笑みもこぼれた。

 

▽楽天石井GM兼監督(岸に)「1回裏を見て、ヒット1本打たれるまで見ないようにしようと思っていたらずっと打たれなかった。僕的には球数が気になった。よく踏ん張ってくれた」