阪神ドラフト2位の伊藤将司投手(25)が8回4安打2失点と好投し、6勝目を手にした。

序盤から丁寧にコースを突き、緩急で的を外した。1点リードの4回は3番佐野に中前同点打を許し、同点の7回には4番オースティンに勝ち越しソロを献上。それでも味方打線が8回表に逆転すると、8回裏を3人できった。

同点で迎えた7回表2死一、三塁ではそのまま打席に立ち、四球を選んだ。「交代するかしないか、際どいところだった。(矢野)監督も投げることを勧めてくれたので、しっかり結果を残せて良かったです」。

わずか98球でまとめ、無四球6奪三振の内容。後半戦初登板から上々の投球を披露した。

▼伊藤将の6勝は、阪神のドラフト新人としては13年藤浪10勝以来8年ぶり。左腕に限ると、67年江夏12勝、86年遠山8勝に続き35年ぶり3人目となった。

▼DeNA戦で伊藤将は3勝0敗、防御率1・20の好成績。対戦球団別ではいずれも最良の成績だ。

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