巨人宮本投手チーフコーチがローテ再編の可能性を示唆した。山口俊が2回5安打4失点でKO。1回先頭京田の一ゴロでベースカバーに入り、中田からのトスを失策。2回1死でも京田の打球をグラブではじき(記録は投手内野安打)出塁を許した。いずれも失点につながり、自らの首を絞めた。

宮本コーチは「やっぱり一つのプレー。投手は投げるだけじゃなくて、そういった守備もね。9人目の野手っていった部分でしょうね。投げる以外の部分でね。それが一番悔やまれる。投げて打たれたならしょうがないけども、投げないでああいうプレーが生まれて失点につながったというのが一番、残念だと思います」と指摘した。

一方で状態には太鼓判を押した。150キロに迫る直球、多彩な変化球については「悪くないと思います。球の力もあった」と評価。ローテの柱として期待するだけに「先発ピッチャーは今は中6日で回してるんですから責任というのはありますよね。その責任を果たしてほしいといったところです」と話した。

今週を含め3週続けて6連戦となる。25日に先発した若手有望株の直江は2回もたず3失点KOで2軍再調整。26日にエース菅野が1軍復帰登板を果たすも6回5失点で本来の状態とまではいかない。2軍で先発登板を重ねて結果を出し1軍昇格した戸根は、この日は中継ぎで2連投だったが2回無失点で好アピール。宮本コーチは「6連戦も続くし、(先発投手の登板間隔を)詰めていく考えはあります。帰ってからゆっくり決めたいと思います。(戸根も含め)そうですね。戸根も昨日投げて連投なんだけどやってくれたし、今日リリーフ陣は頑張ってくれたんですけど、ローテーションは考えます」とした。