阪神2軍が四国IL・徳島との練習試合に敗戦した。打線はわずか4安打で1得点、登板した5投手のうち4人が失点するなど投打とも元気がなかった。

先発の佐藤蓮投手(23)は5回1失点にまとめたものの、平田勝男2軍監督(62)は「力を加減している。課題を見つけるための試合だから思い切りいってほしい」と注文をつけた。

平田2軍監督の一問一答は以下の通り

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-先発佐藤蓮が5回1失点。課題と収穫は

収穫は5回投げたこと。課題はやっぱり、コントロールがアレなんでボールを置きにいってんねんな。四球出してもいいんや。育成試合なんでね、公式戦ならある程度こうさ。今日(試合の)初球スライダーかカーブから入るやろ。よーいドンで。あれが気に食わんわ。打たれてもええやん。そのために久しぶりの登板でさ。へばってもいい、この暑さの中でさ。どんどんどんどんストレートを(投げてほしい)。加減してるもん。だからコンコン打たれるし、逆に四球出したりさ。思い切っていって打たれて課題が見つかるんだけど、加減したりそういうことをして小手先でやられると何の成長もないんでね。いいのよ、四球出そうが。そのために育成試合をこうやって独立リーグとかと組んでるんでね。その辺は明日もう1回、蓮(佐藤)には言うけどね。公式戦ならある程度ね。それでも思い切っていってほしいんだけど、加減しとる。142キロとか143キロとかさ。その辺がまだまだ自分にまだ自信がないんでしょ。

-5回を投げ切るより3回全力の方がいい

5回でもへばっていいんだよ。4回くらいからへばったな、ちゅうので球が遅くなるのはいいの。前半は150キロ出てたのに後半はへばって141キロとか142キロしか出ない、これならいいのよ。よーいドンでカーブだもん。その辺は久しぶりだしゲームをつくりたいというのもあるんだろう。無難にやってもだめよ、こういう育成試合は。打たれようが四球出そうがええんや。課題を見つけるためのこういう試合なんでね。まあ公式戦になるとね、ゲームがボロボロになったりするけど、そこは考えなきゃいけないところなんだけど。今日はなんの収穫もない。5回投げたちゅうだけや。

-打線に元気がなかった

相手ピッチャーもどんどん代わってきてあれだけど、まあ引き締める、気持ちまた引き締めるね。ここにいるメンバーはどういうゲーム、育成ゲームであろうと、気を抜いたりはしていないんだけど、そういうところで結果をみんな出していかなきゃ。まあ、いろんな課題、今日は追い込まれたら逆方向打とうかなとか、そういうことはあるかもしれんけど、やっぱり相手の徳島の方が振りの良さが目立っているようじゃだめだよね。引き締める意味ではいいゲームになったと思うね。

-マルテが練習に復帰

火曜日からは(試合に)行けるんじゃないかな。

-29日の先発は

望月。火曜日がハルト(高橋)、水曜日が西純、木曜日が斎藤、リリーフデーやな木曜日は。