2位阪神が、逆転勝ちで巨人との首位攻防3連戦の初戦を制した。打線改造で臨んだ「伝統の一戦」。7回に同点に追い付き、なお2死満塁でプロ初の1番に起用された中野拓夢内野手(25)が走者一掃の勝ち越し三塁打を放った。中野の勝利打点は5度目で、12球団のルーキー最多。

▼中野が7回に勝ち越しの3点三塁打。中野の勝利打点は4月14日広島戦、6月10日日本ハム戦、同24日中日戦、8月26日DeNA戦に次いで今季5度目。今季、セ・リーグの新人で勝利打点を記録しているのは、中野5度、佐藤輝(阪神)3度、元山(ヤクルト)2度、牧(DeNA)1度、大道(広島)1度。23本塁打、60打点の佐藤輝や16本塁打、51打点の牧を上回り、勝利打点は中野が最も多い。