DeNAのドラフト5位ルーキー池谷蒼大投手(22)が11日、4月11日以来ちょうど5カ月ぶりに出場選手登録された。

三浦監督は「池谷の持っているものを、今までやってきたことを出してくれれば」と話した。本人には試合前に「やってきたことをそのまま出せばいい。必要以上に何かしようとしなくていいから」と伝えたという。

静岡高からヤマハをへて、今季入団した池谷は、開幕1軍をつかんだ。4月10日阪神戦で3盗塁を許し、クイックモーションの課題が露呈。2軍で再調整となった。7月27日のエキシビションマッチ、ソフトバンク戦(ペイペイドーム)で1軍に昇格。1回を無安打無失点に抑えたが、再び2軍に戻っていた。

三浦監督は池谷の課題について「いろいろありますよ。ボールの質を上げることもそうだし、プロとして打者と対戦する時にどうやって状態を維持していくか。体力的なものも技術的なものもルーキーなのでさまざまな課題がある。よくなっていると聞いているし、よくなったから推薦もあった。完璧かというとまだまだ課題もあるが」と話した。その上で「任されたところでポジションで、1軍は結果ですから、結果にこだわってやってほしい」と期待した。

また、三浦監督は池谷のクイックモーションについて「良くはなっていると聞いています。今だけではなく、これからずっとテーマとして取り組んでいかないといけない。池谷も変則というか、本人は一番投げやすい状態で投げているだけですから。その中でクイックとかフィールディングとかいろいろ取り組んでくれている」と話した。【斎藤直樹】

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