巨人が波に乗りきれずに完敗した。15日のDeNA戦で9回に2点差を逆転した勢いそのまま、初回に坂本の適時打で開始わずか8球で先制。だが、続かない。直後に4番岡本和が併殺打で5番亀井が空振り三振と、奥川の完全攻略に失敗した。

投手陣は計10四死球と走者をためて、みすみす相手に主導権を手渡した。ヤクルト打線を3者凡退に抑えたのは初回と最終回のみで、得点はその直後のみと投打がかみ合わず、一方的な展開で敗れた。

残り29試合で首位阪神と2位ヤクルトとの対戦を7試合ずつ残す。原監督は「なかなか(投打が)かみ合っていない。みんなでかみ合うような形にしないとね」と先を見据えた。18日のヤクルトとの第2ラウンドを終えれば、19日には敵地甲子園で阪神戦。首位とのゲーム差は3に広がった。このままずるずると、離されるわけにはいかない。