阪神が6回に糸原健斗内野手(28)の右翼線適時二塁打で奪った1点を守り切った。今季2度目の先発となった高橋遥人投手(25)は7回2安打無失点、10奪三振の力投で今季初勝利を挙げた。試合前に藤原崇起オーナー兼球団社長(69)が16日に球団事務所で矢野燿大監督(52)に来季の続投要請を正式に行ったことを明かした。試合後の矢野監督の一問一答は以下の通り。

-ものすごい投手戦をしのぎ勝った

矢野監督 いや、しびれましたね。

-高橋は先週とは別人

矢野監督 まあそうですね、前回は、悔しい思いをしている気持ちもその後も、分かっていましたし。なんとかしてやろうという気持ちで調整してくれた。一番はやっぱり遥人が、これぐらいの力を持っている投手なので。戻ってきてくれたっていう投球がチームにとっても大きな投球をしてくれました。

-10奪三振だったがベンチから見ていての迫力は

矢野監督 バットに当てさせないというのはボールの力、切れというがある証拠。遥人はそういうピッチャーなんでね。本当に持ち味を存分に出してくれたかなと思います。

-打つ方では糸原が目立った

矢野監督 健斗がね、普段はつなぎ役とかチームを声や姿勢で引っ張るとか、そういうところで頑張ってくれている選手ですけどね。きょうは全打席出塁で、打点も挙げてくれた。本当にチームを引っ張ってくれて助かっています。

-日々打順をちょっとずつイジりながらだが「3番・糸原」のハマり具合や手応えは

矢野監督 チャンスメークは健斗のところでできているんでね。かえすところの5番以降のところがちょっとどうするかというのが、調子のあまりこう上がってきていない選手が何人かいるんでね、なかなかちょっと難しくなっていますけど。その中でピッチャーがなんとかしてくれました。

-岩崎、スアレスは無失点続く

矢野監督 そうですね、優とスアちゃんを出した時点で任せる、何が起こっても受け止めるという気持ちで出せる投手なんで。そこは自信を持って行かせています。

-明日は巨人戦

矢野監督 何がなんでもね、明日全員で取りに行くような試合。それを皆さんにお見せします。

    ◇    ◇    ◇

-久々の前回やられてもローテで連続起用

矢野監督 持ってる力というのは、遥人は高いものを持ってるというのは、俺らも認めてるとこでね。後半、俺らが優勝するっていうところの中のピースで遥人が帰ってくるというのは、大きな要素の一つなんでね。そういうところでは、そういうピースになりうる投手だという期待というか、それを持って、そう思ってます。

-オーナーが一昨日、正式に来季続投要請をしたと明かした。監督の返事は

矢野監督 返事というか、それはシーズンが終わってからなので。この時期にそういうふうに言ってもらえるっていうのは、本当に3年間やってきて。オレだけでできることじゃないしね。コーチの人が手助けをしてくれて、スタッフが見えないところで後押ししてくれて、選手がついてきてくれてというところの評価をしてもらえたなというのは、ありがたく思っています。あとは今、1試合1試合が大事なのでね、そんなことより、自分たちの野球をどれだけやっていけるかっていうのが、タイガースファンのみなさんに一番喜んでもらえる。それがオレの仕事なんでね、それをまっとうしたいなと思います。

-オーナーも前向きと願っていると言っていた

矢野監督 今を目いっぱいやっていって、考えます。

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