ソフトバンクは連勝で、11日以来約2週間ぶりに勝率5割復帰。試合後、工藤公康監督(58)との一問一答は以下の通り。

--6回にデスパイネの適時打で同点

工藤監督 今日の(日本ハム先発)加藤くんは緩急を使って、良かったのでちょっと打ちあぐねていたところもあったんですけど、しっかり同点に追いついたことで、雰囲気もガラッと変わりましたし、あの1点があったからこそ次の2点につながったのかなと思います。

--松本が好投

工藤監督 リリーフの中でもロングを投げられる松本くんがああいう形で後ろにつないでくれたことが、野手のリズムにもつながり、次の投手にもつながった。先発の笠谷くんが5回1失点というのはね、それ以上点をやらなかったというところが今日の試合においては大きかったかなと思います。

--モイネロ、森は3連投

工藤監督 まあこれは、トレーナーとも話をし、投手コーチとも話をして、いけるという報告もあったので。今日は出せるところがあったら出そうと思っていました。

--勝率5割

工藤監督 やっとね、タイというところまで来たので。ここからだという風に思います。明後日から西武さんと戦うので、今年は休み明けの3連戦の初っぱなの勝率があまり良くないので。全力で、まずはその1戦を勝ち取れるように。そして3連戦の中で勝ち越せるように、1戦1戦戦っていきたいと思います。

--笠谷は試合を作った

工藤監督 ゾーンの中に入ってしっかり投げたことが結果につながったと思う。自分のボールを信じて投げることが何より大事かな。彼自身もそういうところを実感できた試合になったかなと思います。逆球や外れるボールもありましたけど、その中でもね、しっかりと勝負できたところが大きい。四球を出さないこと、打者と勝負できたことが今日の投球につながったと思います。

--松本は前回登板でも勝ち星

工藤監督 ここのところね、ロングというところで入ってもらってますけど、長い回でもしっかり調整できている。間隔が空いてもいい調整をしてくれているので、こういう投球につながっていると思う。今本当ね、頼りになる中ロングです。

--森ら救援陣が戻ってきただけに、松本の存在感も増す

工藤監督 増すところはあると思います。ここから間隔も短く投げなきゃいけない(先発)投手もいる中で、全力でどこまでいけるか。松本くんが中にいるだけでしっかり2イニング任せられるとなると、7、8、9というか、そこにつなげられる。彼らが連投となれば、最後に松本くんで長いイニングを投げることもできる。そういう意味では彼の存在は非常に大きいかなと思います。

--リチャードが決勝弾

工藤監督 いいところで打ちましたね。いやあ、ナイスバッティング。

--勝負どころで強い

工藤監督 打率で勝負強さを語っていいかは分かりませんけど、変に臆することなく、しっかり打席の中で自分の打撃をしようというのがいい結果につながっているので。そういうね、彼の魅力でもある長打、ホームランというところを、ああいうところで出してくれたら先にもつながる。彼にとってもいい経験になっていると思うので、これをどんどん積み重ねていい打者になってほしいし、ホームランバッターにもなってほしいなと思います。

--前日はベンチ外。やはり先発で輝く

工藤監督 まさに、ですね。ああいうところの1本でいいんですよ。あとはぶんぶん振ってね、ダメだったら帰ってくるくらいがちょうどいいという風に思うので。あまり成績とか結果を気にしないで、伸び伸びとやってほしいなと思います。

--死球を受けた松田の状態は

工藤監督 当たったところは筋肉の部分だとは聞いているので。関節に直接ということではないので。終わって帰るときも一番先頭で元気でした。最初ファーストに歩き出したじゃないですか。その後、帰ってくるときに、2人に抱えられていたのであれっと思ったんですけど。ああいうのは当たった瞬間よりも後から、ぶわーってくると思うんですけど。試合が終わったときには元気な姿が見えたので。多分、明後日は大丈夫かなと。痛みはあると思うんですよ。そんなに変な、走れないとかいうことはないと思っています。

--本塁打の今宮は24日に左脚の張りでベンチ外だった

工藤監督 脚の張りだったので、それがだいぶ取れてきたところが大きいのかなと思います。ここで離脱となればね。彼らの場合は休むじゃないですけど、時間をつくってもいいと思うので。野手は17人入れてますので、1人あがったり、投手を1人あげたりしながら、うまく回していけたらと思います。