ソフトバンクは4日、来季からの育成選手として、アレクサンダー・アルメンタ投手(17)、マイロン・フェリックス投手(21)、フランケリー・ヘラルディーノ内野手(16)を獲得したと発表した。今後は22年1月に来日し、来年の春季キャンプからチームへ合流する。

メキシカンリーグのキンタナロー・タイガースに所属するアルメンタ投手は、17歳の左腕。21年シーズンは2試合に登板して0勝0敗、4イニングを無失点に抑えている。身長185センチで体重は79キロ。背番号は「135」。

ドミニカ共和国出身のフェリックス投手は、21歳の右腕。プロ契約はソフトバンクが初めてとなった。身長190センチで体重は81キロ。背番号は「141」。

ヘラルディーノ内野手もドミニカ共和国出身でプロ契約はソフトバンクが初めて。16歳で入団は球団史上最年少だ。右投げのスイッチヒッターで、身長183センチで体重73キロ。背番号は「146」。

この日オンライン取材に応じた三笠杉彦取締役GMは、「世界中から有望な選手を集めていきたいというコンセプトでやっていく中で、有望な選手をホークスの土壌で育てることにチャレンジしたいということで獲得しました」と説明。さらに11年から採用している3軍制についても「試合数を拡大して、保有する選手も増やす。3軍を拡大して来季は取り組んでいこうというふうに計画を持ってます」と、規模を広げる考えを明かした。今後も3軍で育成する外国人選手の獲得や、11日に迫るドラフト会議で育成選手を中心に指名していくことも明かした。

球団を通じた3選手のコメントは以下の通り。

▽アルメンタ投手 このような機会をいただいたソフトバンク・ホークスには心から感謝しています。まさか日本の球団からオファーが来るとは、思っていませんでしたので、話をもらった時は両親と一緒に喜びました。日本にはすごくいいピッチャーが大勢いることは知っています。自分も日本のトップピッチャーになれるよう、体力、技術を身ににつけていきたいです。

▽フェリックス投手 小さな頃からずっとプロ野球選手を目指してきましたので、ソフトバンク・ホークスとプロ契約できて本当にうれしいです。ドミニカ共和国では、21歳でプロ契約することは非常にまれですので、今まで諦めないで頑張ってきて良かったです。同じ町出身の元阪神のドリス投手が日本で活躍していた話は聞いていましたし、彼から日本の野球はレベルが高いと聞いています。自分も同じように日本で活躍したいですし、1日も早く1軍で投げられるよう努力していきます。

▽ヘラルディーノ内野手 今回チャンスをくれたソフトバンク・ホークスにはとても感謝しており、契約できてとてもうれしいです。今回私がソフトバンク・ホークス史上最年少外国人選手だと聞いていますので、自分がしっかり結果を出して、次の若いドミニカ共和国選手への道を作りたいです。日本でいっぱい練習をして、走攻守すべてにおいてレベルアップできるよう頑張ります。