西武松井稼頭央2軍監督(45)が4日、3日に今季の全日程が終了したイースタン・リーグを総括した。107試合で48勝53敗6分け、2位の巨人まで2ゲーム差の大混戦ながら、リーグ最下位でシーズンが終了した。

松井2軍監督は「今年は特に野手が非常に若い選手ばかりでしたが、前半に比べて後半は成長が見られました。逆に、前半に調子が良かった選手が後半に調子を崩すこともありましたが、それも経験だと思っています。次にどう生かしていくかが大事ですから」と話した。

ルーキーではドラフト1位の渡部がイースタン・リーグで打点、本塁打の2冠を達成し、6位のブランドンは10本塁打を放ち、ともに1軍でもプロ初本塁打をマークした。投手では2位の佐々木、育成5位の水上が1軍デビュー。松井2軍監督は「ルーキーの選手については1年間、大きなけがなく乗り切れたことは良かったですし、本人たちにとっても自信になると思います」と話した。

リーグ戦を振り返って、「選手たちにはお疲れさまと言いたいですね。よく練習しましたし、1年間よくやってくれました。1つのプレー、1球というのを大事にして、まだまだ成長して欲しいと思いますし、これからが楽しみな選手ばかりですから、期待しかないですね。1つ1つ階段を上って、1軍という舞台で活躍してくれることをスタッフ全員でサポートしていきたいと思っています」と力を込めた。