早大・西垣雅矢投手(4年=報徳学園)は、楽天が6位指名し交渉権を獲得した。

3日の東京6大学リーグ東大戦で1年ぶりの白星となる通算7勝目を挙げた際、正直に打ち明けた。「夏場、球が速くなって勘違いしてました。もう1回、力みをなくして、コントロールをつけようと思いました」。140キロ台後半の直球に、フォーク、スライダーを交え、打ち取るのが本来の姿。ドラフト前最後の登板でスタイルを取り戻し、5安打完封を果たした。

目標とする選手には巨人菅野を挙げるが、もう1人、「見習いたい」と話すのが、高校の先輩にあたるロッテ大谷智久育成投手コーチだ。「報徳の歴代の方の中でも、とても真面目な方だったと聞きました。練習態度がすごかったと。そういう方がプロでも活躍されるんだと感じました」。いい点を引き継ぎ、プロでの活躍を誓う。

兵庫・朝来市出身、184センチ、87キロ、右投げ左打ち。