西武渡辺久信GM(56)が5日、多和田真三郎投手(28)、大窪士夢投手(21)に来季の契約を結ばないことを通告後に取材に応じた。

今季は育成選手で契約した多和田の現状について、渡辺GMは「ブルペンに入って、ピッチングはやってましたけど、試合のメンバーに入ってくるような段階ではなかった」と説明。「プロの世界ですから、プロとして、仕事がなかなかできない状況というので、来季の契約に関しては難しいだろうなという判断です」と話した。

多和田は19年シーズン途中に自律神経失調症でチームを離れ、契約保留選手で越年。昨年7月30日に支配下選手登録され、今季は育成選手で契約したが、実戦登板はなかった。今後について、渡辺GMは「本人が現役にこだわるという形では話してましたし、球団にどういう形で残るかという話は今のところはしてないです」と話した。