阪神矢野燿大監督(52)はドラフト1位指名で高知・森木大智投手(3年)の交渉権を獲得した後、オンライン会見に応じ「タイガースに縁があった。僕たちも高知にキャンプ行ったりして、縁があった。この縁を大事にして、お互いに力を合わせて頑張っていきたいと思います」と語った。 最初に1位指名した市和歌山・小園健太投手(3年)はDeNAと競合。DeNA三浦監督がくじを引いた後、矢野監督は残った2枚目を手にしたが、すでに引き当てられていた。「やっぱりドキドキしますしね。でも先に引かれてしまったので。DeNAさんのほうが縁があったということだと思います」と受け入れた。

外れ1位で高知・森木を単独指名となり、交渉権獲得となった。森木の印象について、矢野監督は「まず、ストレートが速いというのは大きな特徴。チームを代表するような、そういう能力を持っている。本当に1回目の入札で入るだろうという予想をしていたので、まさか残ってると思ってなかったので、びっくりしてます」と話した。

高知県は昨季限りで引退した伝説の守護神、藤川球児スペシャルアシスタント(SA=特別補佐、41)を生んだ地。そんな大先輩のように、虎を代表する名投手になることを期待されそうだ。

昨年はドラフト1位で佐藤輝明内野手を、4球団競合の末に矢野監督が引き当てていた。【磯綾乃】