オリックスドラフト1位指名の最速154キロ右腕、東北福祉大(宮城)椋木蓮(21=高川学園)が12日、仙台市内の同大で福良GM、牧田編成部副部長、山口スカウトグループ長、上村スカウトから指名あいさつを受けた。

ドラフト会議から一夜明け、ドラ1右腕はプロへの実感を口にした。「本当にプロになったんだなという感じです。自覚を持って、今以上にやっていかないと、という思いにもなりました」とオリックスの帽子を身に着け、気持ちを引き締めた。

最速154キロ直球を誇り、キレ味鋭いスライダーが最大の武器だ。1年春からリーグ戦デビューを飾り、大学4年間で先発、中継ぎ、抑えを経験。与えられた全ポジションどこでも適応できる可能性を秘めている。福良GMは「真っすぐが強くて、変化球の精度も高い。先発、後ろの両にらみで考えた中で一番良かったので、1位で指名させていただきました」と明かした。椋木も「先発と抑えの両方でやりたい気持ちは強い。チームもそういう風に思ってくださっていたので、その期待に応えたい」と話した。

○…オリックスから育成3位指名を受けた東北福祉大の大里昂生内野手(22=盛岡大付)も指名あいさつに臨み「小さい頃からの夢だったのでうれしく思います。精いっぱい頑張りたいです」と気持ちを新たにした。