2位阪神が広島戦の連敗を4で止め、首位ヤクルトとのゲーム差を2・5に縮めた。ヤクルトのマジックは4のまま変わらない。

両チーム無得点で迎えた3回、4試合ぶりスタメン起用となった7番佐藤輝明内野手(22)の右中間二塁打が右翼鈴木の失策を誘う。佐藤輝にとっては8月19日DeNA戦の1発以来、約2カ月ぶりの長打で無死三塁。この場面で8番坂本誠志郎捕手(27)が中犠飛を放ち、先制点を奪った。

その後は4回無死二、三塁で追加点を奪えず。重苦しい展開の中、1点リードの7回1死満塁で代打糸井嘉男外野手(40)が左犠飛を決めた。

先発の伊藤将司投手(25)は7回4安打無失点の快投で9勝目。守っては1点差に迫られた8回無死一塁、代打会沢の痛烈なライナーを左翼に入っていた板山祐太郎外野手(27)が地面スレスレで捕球し、一塁走者の封殺にも成功。広島側のリクエストでも判定は覆らず、同点のピンチを間一髪で防いだ。

守護神のロベルト・スアレス投手(30)は1点リードの9回を無失点で締め、15年呉昇桓の41セーブを超える球団助っ人最多の42セーブ目を記録。2年連続のセーブ王を確定させた。

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