西武がコーチ陣容を一新した。3日、来季の組閣を発表し、松井ヘッドコーチ、平石打撃コーチをはじめ、1軍コーチは8つの役職のうち5つを入れ替えた。てこ入れした渡辺久信GM(56)は「最下位なので、ここから来季に向けて必ずV字復活するように、チームを新たに作り上げていかないといけない」と、6位に終わった今季から巻き返す初手としてコーチ人事に着手した。

来季19年目を迎える内海は投手兼投手コーチとなった。これまで通り投手陣の手本になることに加え、指導力を発揮しやすい環境を整えた。さらにコーチ陣は2軍と3軍を統合し、田辺特命コーチがファーム内の潤滑油となる。6年目を迎える辻監督を中心に、組織とコーチ陣の改編を敢行した同GMは「今シーズンみててもなかなかうまく機能していない部分があった。コーチ陣が1軍で機能するか楽しみにしています」と、現場をバックアップしながら再出発する。