日本ハム今川優馬外野手が5日、背番号1の後継者に立候補した。今も日本ハムのファンクラブ会員である今川は、4日に秋季キャンプ中の沖縄・国頭で「神様」と崇拝するビッグボスこと新庄新監督の就任会見を一部チェック。「スター候補を僕が育てて、その子に『1番』をつけてもらいたい。その子たちが育つまでは僕が『1番』つけまーす!」という場面に「なるしかねぇよ、後継者に」と声を上げた。

一夜明け、思いは高まる一方だ。「新庄さん…ビッグボスが言っていましたが、もっと練習して認められ、背番号1を奪い取りたい」。実は1年前からSNS上では面識があるという。

ドラフト直前の20年10月。トライアウト直前のビッグボスに「もし一緒にプレーできたらうれしく思います。僕もドラフトにかかるよう頑張ります」とインスタグラムのDMで送信。「意外と早く」来た返信には「かかるように頑張るんじゃなく、なるんだぞという気持ちで頑張れ。楽しむのが一番」と書かれていた。

ビッグボスがお忍び観戦した今季の2軍戦後には外野守備について「まだまだだ」という激励もDMで受け、今は監督と選手という間柄に。夢のような展開に「モチベーションしかないですね」。スターとなるべく精進を重ね、次期「1番」をビッグボスから継承する。【木下大輔】