漫画の世界の魔球がさく裂した。

巨人戸郷翔征投手(21)が、漫画「巨人の星」の「大リーグボール1号」でピンチを切り抜けた。

1点リードの5回2死二塁、阪神梅野を追い込んだ。6球目、外角を狙った球が梅野の胸元へ抜けた。これが死球にはならず、振りにいったバットのグリップエンドに直撃した。フェアゾーンに転がり、捕ゴロ。ラッキーなプレーで無失点に切り抜けた。

5回裏を終え、阪神園芸がグラウンド整備に入ってきたあとで、阪神矢野監督がリクエストを要求。死球だったかどうかが検証されたが、判定は変わらず。漫画「巨人の星」の主人公・星飛雄馬の魔球が大一番で現実になった。