巨人の4番丸佳浩外野手(32)が光った。2点を追う3回2死満塁から逆転の2点適時打を決めた。1点差に迫って、なお無死満塁の絶好機で若林、坂本が凡退。消えかけた反撃ムードを一振りでよみがえらせた。「2死満塁だったし、シンプルに打ちにいくことしか考えていなかった。しっかり準備していた分、1球で仕留めることができた」と納得顔。

8回無死一塁では絶妙なセーフティーバントを決めて、貴重な追加点につなげた。

▼丸が3回に逆転の2点適時安打。CSで丸のV打は19年ファイナルS<4>戦以来で、広島時代の3度と合わせて通算6度目。プレーオフ、CSで通算6V打以上はソフトバンク時代に7度の内川に次いで2人目となり、セ・リーグで6度は丸しかいない。