日本ハムは16日、海外FA権を取得している西川遥輝外野手(29)、国内FA権を取得している秋吉亮投手(32)と大田泰示外野手(31)と来年の契約を提示せず、保留手続きを行わないことになったと発表した。稲葉篤紀GM(49)は球団を通じ「選手が取得した権利を尊重し、ノンテンダーとすることを選択しました」とコメントした。

 

◆ノンテンダーとは

主にメジャーで用いられる用語で、来季契約を結んでいない選手に対し、球団側が契約の意思表示しないこと。対象選手は、契約保留選手名簿から外れ自由契約となり、旧所属球団、海外を含めた他球団とも交渉が可能となる。

メジャーでは昨年、カブスからカイル・シュワバー外野手(現レッドソックスFA)、ツインズからエディ・ロサリオ外野手(現ブレーブスFA)ら主力級を含む59選手が契約を提示されず。コロナ禍の影響でほとんどの球団が大幅減収で財政難に陥り、年俸調停で高額年俸が予想される選手の放出が目立った。

また日本ハム村田は昨年12月にノンテンダーで自由契約となり、日本ハムとの残留交渉と並行して海外チームを含めた他球団とも交渉。最終的に同月末に日本ハムとの再契約に合意した。