エンゼルス大谷翔平投手(27)が18日(日本時間19日)、今季のア・リーグ最優秀選手(MVP)に、日本人では初めて満票で選出された。満票MVPはメジャーで史上19人目で、15年のハーパー(当時ナショナルズ)以来6年ぶり。ア・リーグでは14年のエンゼルス・トラウト以来、7年ぶりとなった。

大谷にとって投打二刀流の先鞭(せんべん)を付けてくれた恩師である、日本ハムの前監督、栗山英樹氏(60)が日本ハム球団を通じて祝福コメントを発表した。「メジャーリーグの栄誉ある賞に満票で選ばれたということが、野球発祥の地であるアメリカの記者の皆さんや選手に認められたということで、個人的にはうれしく思います。ここから、本当の意味で翔平自身がやりたい野球、自分のやりたいことをできるようになっていくはずです。まだまだ上を目指せると思いますし、何をやっていくか、ここからが勝負です。翔平の『夢を追いかける姿』というのは野球をやっている人たちだけではなく、多くの子どもたちにとって大きなメッセージになるはずです。その背中で生き様を伝えていってほしいと思います」。