オリックスの代打の切り札アダム・ジョーンズ外野手(36)が、値千金の1発を放った。

5-5の同点で迎えた9回。先頭打者として代打で登場。2ボールからヤクルトのクローザー、スコット・マクガフ投手(32)の高めに浮いた直球を振り抜いた。

打った瞬間、確信の当たり。高い弾道でオリックスファンの待つ左翼席に突き刺した。

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▼ジョーンズが9回に代打で決勝アーチ。日本シリーズで代打でVアーチを打ったのは、01年<4>戦の副島(ヤクルト)以来20年ぶり。最終回に打った選手は92年<1>戦杉浦(ヤクルト=延長12回)00年<1>戦ニエベス(ダイエー)に次いで3人目となった。なお、代打本塁打は今年の<1>戦モヤ以来30人、32度目で、シリーズで2本の代打本塁打が出たチームは70年ロッテ以来51年ぶり2度目。70年ロッテは井石が1人で2本記録しており、2人が代打本塁打を打ったのは今回のオリックスが初めて。