日本ハムの西村天裕投手(28)が2日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、100万円増の年俸2000万円でサインした。

4年目の今季は27試合に登板し、防御率3・48の成績を残したが「少し年俸は上げてもらいましたが、もう少しやれたんじゃないか」と笑顔はなかった。「正直めちゃくちゃ悔しいです。先発を任せてもらえなかったし、中継ぎで(1軍に)上げてもらってからもうまくいかず、ズルズルいってしまった」と今季を振り返った。「無失点で抑えた時も、ランナーをためて流れを悪くしたところがもったいなかった」と、来季への課題を挙げた。

このオフは減量に取り組み来季へ備える。「ビッグボスがチームに減量するように言っているのもあります。個人的に言われたわけではないけど、1人だけブヨブヨというわけにはいかない」と意気込んだ。シーズン終了後から4キロの減量に成功し、現在は90・8キロ。「あと2、3キロは減らしてから筋力をつけていきたい」と話した。「新庄ビッグボスに真っすぐと変化球のコンビネーション、それからこの特徴ある顔をアピールしていきたい」と1軍定着へ闘志を燃やした。(金額は推定)