中日大野雄大投手(33)が6日、ナゴヤ球場での自主練習後に来季開幕3月25日巨人戦(東京ドーム)にかける意気込みを改めて示した。巨人菅野の残留が決まり、開幕エース対決もイメージしたという左腕は年内無休も宣言した。

【関連記事】中日ニュース一覧

大野雄 昨日、菅野投手がジャイアンツに残るという報道を見て、投げ合えるかな、と想像しました。いろいろ事情をあるとは思いますが、巨人の、日本の顔ですから(残留は)うれしいですし、ファンのみなさんも投げ合いに期待してくれるでしょうしね。ただ、投げ合ってあまり勝ててない。なかなか点を取れない投手なので点を与えない、ということを考えました。

11月の契約更改を終えた席で4度目の開幕投手を目指すと宣言したエースが、菅野残留で開幕戦にかける思いをさらに強くしたようだ。12月も異例の練習スタイルを継続するのもその準備の一環。菅野とは過去7度対戦して1勝4敗。屋内練習場では平面ながら捕手役を座らせ、力のこもったボールを投げ込んだ。

大野雄 開幕目指してやりますと言った以上、それなりの姿を見せていかないといけないですから。春先あまり良くないので開幕ダッシュもできるように無休というか、のんびりしてられない。今までは相手投手とかも考えなかったですが、もし(開幕投手に)指名していただけたら簡単には負けられないですしね。

立浪監督のいかなる指令にも応えられるよう、竜のエースは開幕勝利をイメージしながら、無休で準備を重ねる。【安藤宏樹】