デビューから17試合連続無失点のパ・リーグ新記録を樹立した西武水上由伸投手(23)は、年俸が倍増以上となった。

7日、埼玉・所沢の球団事務所で契約を更改し、530万円増の1000万円でサインした。

「1000万はいきたいと思っていた。そこは最低クリアできたのでよかった」と振り返った。

四国学院大から育成5位で入団した1年目。29試合で0勝1敗、4ホールド、防御率2・33をマークした。5月に支配下となり、デビューから無失点を続けた。ソフトバンク甲斐野の13試合だったパ・リーグ記録も塗り替えた。無失点を続ける中でも「プレッシャーもなく、楽しかった。あんな大人数の前で投げたことなかったので楽しかった」。

それでも今季は「あまり良くなかったイメージが自分の中では強い」と言う。終盤に疲労から2軍降格となった事を反省する。育成から飛躍を遂げたが、満足のまま終わることはできなかった。

来季へ向けては「最初から最後まで(1軍に)いるつもり」と決意。勝ちパターンで起用されるよう結果を積み重ねていく。秋からは新球種フォークの習得に「自己流」で励んでいる。「いい感覚です」と手応えは十分。完成すれば、投球の幅はぐっと増える。さらなる進化を目指す。(金額は推定)