NTT東日本(東京都)が4時間を超える激闘の末、4強に進んだ。

2-2のまま、延長に突入。10回から1死満塁、選択打順(11回からは継続打順)によるタイブレークとなった。先攻のNTT東日本は、4番向山が先頭打席に入ったが、二飛。5番喜納も空振り三振で無得点に終わった。だが、裏のJFE東日本(千葉市)も4番平山快が遊飛、5番峯本は中飛に倒れた。

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11回表、NTT東日本は一挙5点を挙げ、裏の守りを3失点で逃げ切った。押し出し四球で勝ち越した後、途中出場の火ノ浦明正外野手(24=専大)が右前に2点適時打を放った。「最高です!」と声を弾ませた。新人だった昨季は4番を打ったが、今季は苦しんだ。この日はベンチスタート。「打席に入る前、(飯塚)監督が『この1年、何をやってきた? 悔しかったろう』と話されて。本当にそのとおりだなと。やってきたことを信じて、振った結果です」と、悔しさを晴らす一打となった。