「NPB AWARDS 2021 supported by リポビタンD」が15日、都内で行われ、オリックス宮城大弥投手(20)がパ・リーグ新人王に選ばれた。

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興南(沖縄)からドラフト1位入団して2年目でブレークした。13勝4敗、防御率2・51で山本由伸とともに左右の両輪を形成。前年の1勝1敗から大きく飛躍した。前年までの1軍登板が30イニング以内(16回)だったため、新人王資格が残っていた。

今年、次々と台頭したオリックス若手選手の中でも象徴的な存在。3月27日の西武戦で今季初白星を挙げると一気に加速。前半戦だけでリーグ最多タイの9勝(1敗)を挙げた。

「負けるまで伸ばす」と長くなびいたえり足がトレードマークになっていたが、6月2日の阪神戦で今季初黒星。その後、0・5ミリの極端な丸刈りにして驚かせた。その風貌と活躍ぶりからファンの間で「神様、仏様、宮城様」の言葉も生まれ、球宴でファン投票1位選出されるなど、屈指の人気キャラクターとしても定着した。