阪神ジェフリー・マルテ内野手(30)とジョー・ガンケル投手(29)が来季もチームに残留することが20日、決まった。球団がこの日、発表した。ともに単年契約で、マルテは推定1億8700万円(170万ドル)、ガンケルは同1億6500万円(150万ドル)の年俸になる。

来日3年目で打率2割5分8厘、22本塁打、71打点を残したマルテは主に打線の3番を担い、シーズン終盤は4番も務めた。試合での活躍に加え、ムードメーカーとしての貢献も兼ね備えたマルテに対し、矢野監督は「チームメートとしてもみんなに認められているし、ムード的に盛り上げるとか、そういう部分でも力になってくれている。俺としては、マルちゃんは欠かせない選手だというのは変わらない」と残留を強く望んでいた。

また、同2年目のガンケルは、先発ローテーションの一角を占め、9勝3敗、防御率2・95と好結果を残した。ともに今季、チームの優勝争いに貢献しており、そろって来季もタイガースのユニホームを着ることが決定。指揮官の思いが実る戦力編成になった。

2人は球団を通じ、コメントを発表。マルテは「来季もタイガースの仲間たちと一緒に、ファンのみなさんの前でプレーすることができて本当にうれしいです。今季はあと1歩のところでチャンピオンに手が届かず、チームみんなが悔しい思いをしたので、この仲間たちともう1度日本一を目指して、自分もチームの力になれるように100パーセントの力を出して頑張ります。甲子園球場でファンのみなさんと会えることを楽しみにしています」。優勝への思いを明かした。

ガンケルも「来季もまたタイガースに戻って来ることができて本当にうれしく思います。来季は今季のようにチームとしても自分自身としても良い形でスタートを切って、そして今度こそは最後の瞬間に1位で終われるようにしたいですし、自分の仕事にしっかり取り組んでいきたいと思います」と、来日3年目にかける意欲を示した。