巨人岡本和真内野手(25)が20日、都内の球団事務所で契約交渉に臨み、1発サインした。会見の冒頭で報道陣に対し「予想はいくらぐらいですか」と逆取材。今季年俸の2億1000万円からアップで3億円に到達したことが判明した。

高卒8年目までの野手で3億円の大台は巨人では松井秀喜、球界では、イチロー(オリックス)、筒香嘉智(DeNA)、山田哲人(ヤクルト)以来となる。

今季は自身初めてとなる全143試合に「4番三塁」で先発出場。39本塁打、113打点で2年連続2冠王に輝いた。球団では本塁打王&打点王の2年連続での2冠は76年、77年の王貞治以来44年ぶりの快挙だった。さらに、リーグトップの守備率9割8分8厘を記録し、三井ゴールデン・グラブ賞を初受賞した。

シーズン終盤のクライマックスシリーズ(CS)は左脇腹痛で離脱。欠場のまま終戦となった。(金額は推定)

▼岡本和が年俸3億円で契約更改。年俸3億円の最速到達は04年上原(巨人)ら6人の入団6年目で、高卒では10年ダルビッシュ(日本ハム)と12年田中(楽天)が記録。高卒8年目以内は8人目で、巨人の高卒選手では00年松井に並び最速となった。ちなみに、高卒以外の巨人選手では上原と菅野が6年目、高橋由が7年目で年俸3億円に到達している。