V奪回を目指すソフトバンクに“最高学府の頭脳”が加わる。今季の東大野球部で学生スタッフを務め、データ分析をしながらベンチ入りしていた斉藤周(あまね)氏(21)が新入団。来季から球団統括本部GM付データ分析担当を務める。三笠GMは「実戦でデータを活用されてきた。同世代の選手たちともコラボしながら、新しいものを作ってほしい」と説明。同学年で東京6大学でライバルだったドラフト2位の慶大・正木智也外野手(22)ら若手とコミュニケーションを取り、現代野球に即したデータの応用に期待を寄せた。

また、小中学生への野球の指導や野球の普及に努める「スポーツ振興部野球振興課」を球団統括本部配下に移管し、「野球振興部」に昇格させた。女子プロ野球経験者の矢野みなみ氏(32)、池山あゆ美氏(31)も同部に配属。ジュニア育成のノウハウなどを、プロチームでの指導にも生かせる可能性を探っていく。