広島の新入団選手全11人が8日、広島・廿日市市の大野寮に隣接する室内練習場で合同自主トレを公開した。

午前はウオーミングアップ、キャッチボール、内野ノック、ランメニューと濃密な中身で、時折笑顔を見せながら汗を流した。

ドラフト1位の黒原拓未投手(22=関学大)は育成4位の坂田怜投手(22=中部学院大)と一番乗りで室内練習場に姿を現した。「新しいスタートなので、ちょっとワクワクして早めに来て2人で体を動かした」。

坂田とはキャッチボールでもペアを組んだ。投球の8割ほどをナックルが占める坂田は、実際にキャッチボールでも魔球を連投。受け手の黒原は「単純に怖い。注意してキャッチボールしないと体に当たりそう」と苦笑いを浮かべた。一方の坂田は「(いつも)投げています」と平然としていた。

 

▽ドラフト2位森翔平投手(24=三菱重工West) 基礎的なランニングが増えてくると思う。基礎体力をつけて、徐々に技術面もアップしていければ。

▽同3位中村健人外野手(24=トヨタ自動車) 始まったという感覚。心強いのは同期の仲間。これから切磋琢磨(せっさたくま)していきたい。

▽同4位田村俊介外野手(18=愛工大名電) 高校よりアップ、ストレッチの長さが全然違った。そういうのが大切なんだなと感じながらやっていた。

▽同5位松本竜也(りゅうや)投手(22=ホンダ鈴鹿) ランメニューでついていくので精いっぱいだった。ついていけるように頑張りたい。

▽同6位末包昇大(すえかね・しょうた)外野手(25=大阪ガス) ケガなくキャンプを完走するために今何ができるか考えて、体をつくりたい。

▽同7位高木翔斗捕手(18=県岐阜商) 周りとレベルがまったく違う。高いレベルの中でやっているんだなと感じてきた。