日本ハム伊藤大海投手(24)が13日、あらためて23年3月開催予定の第5回WBC出場への思いを明かした。

都内で開かれた侍ジャパン新ユニホーム発表会見にヤクルト村上らと登壇。新デザインの戦闘服に袖を通し「一番最初に着させていただいたことを、すごくうれしく思います」と感謝。続けて「ただ、それだけで終わるんじゃなくて、しっかりメンバーに入って、また新たな歴史を若い力でしっかりつくっていけたらと思います」と、3大会ぶりの世界一奪還メンバーとなるべく、気を引き締めた。

どんな場面でも最善を尽くす右腕にとって、新ユニホームは好印象だった。「ものすごくストレッチが効いていて、すごく軽い。プレーしている時にストレスがないのが一番。素材はすごく大事な部分で課題かなと思うので、選手には大きなメリットがあるんじゃないかと思います」と、率直な感想を明かした。

金メダル獲得に貢献した昨年の東京五輪では“追いロジン”で有名となった。シーズン中と同様に1球ごとにロジンを右手にたっぷりつけて投球。試合では強い気持ちで相手に立ち向かい、細部にもアンテナを張り巡らしながらマウンドに立ち続けるだけに、ストレスフリーな新たな侍ユニホームを大歓迎した。

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このユニホームを着て試合をするには、再び侍ジャパンにふさわしい姿、結果を残して選出されなければいけない。「本当にフラットだと思っている」と、競争も一からのスタートと自覚。「何とか食らい付いていけるように、まずは今シーズンしっかり頑張って、WBCのメンバーに入りたい」。新たな勝負服に身を包み、かねて公言している栗山監督との再タッグへ向けて、気持ちをさらに高めた。【木下大輔】