中日ドラフト2位の鵜飼航丞外野手(22=駒大)が跳躍力の強さを見せた。ナゴヤ球場で17日に行われた新人合同自主トレの立ち幅跳びで新人6選手中トップの2メートル95を記録した。昨年、24本塁打をマークした阪神ドラフト1位の佐藤輝が入団時の体力測定で記録した2メートル81を超える跳躍力だ。「3メートルは跳べると思うのですが、滑るのが怖いので」と少しセーブしての堂々1位。昨年秋のドラフト会議当日から、東都リーグ記録に並ぶ4試合本塁打を放った長打力の秘密は、ここにもあるようだ。

入寮からの1週間で、体重も自己最重量タイの101キロにアップさせた。「寮のごはんがおいしいからです。これからキャンプで落ちると思うのでそれまでに蓄えておくという感じです」。182センチ100キロ超のパワフルな体と、抜群の瞬発力を併せ持つ大型ルーキーの本格打撃が待ち遠しい。