西武は5日、山川穂高内野手(30)と長谷川信哉外野手(19)が第2クール初日の6日から、宮崎・南郷のA班(1軍)キャンプに合流すると発表した。2人は新型コロナウイルスに感染した影響で、埼玉・所沢で調整をしていた。

山川は「少し出遅れましたが、体調は万全なので、早くチームの流れに乗れるようにしたいです。昨年、一昨年と悔しい思いをしたので、その反省をしっかり生かして、今年は最高の1年にする。キャンプではその準備をしっかりと行いたいです」。2年連続24本塁打止まりで、今季は強い思いで臨んでいる。

主砲の復帰を指揮官も喜ぶ。開幕4番として考えている辻監督は「山川は本当に、うずうずしていると思います。また雰囲気も変わってくる」と歓迎。その上で「今の体調で、できる範囲でやってもらえればいい」と話した。

育成ながらA班に抜てきされていた2年目の長谷川は「ご心配をおかけしましたが、元気いっぱいです。南郷には1軍で活躍されている選手がたくさんいらっしゃいますので、いろんなところを見て、聞いて、そして自分で試してみたいと思います。充実したキャンプを過ごしたいと思います」と決意を新た。第1クールは新型コロナで出遅れた形となったが、これからアピールを続けていく。

なお南郷のA班(1軍)キャンプは、5日は休養日となっている。