中日は5日、新型コロナ禍で1軍全首脳陣不在という異例の沖縄キャンプ第2クールをスタートさせた。

立浪和義監督（52）、西山秀二バッテリーコーチ（54）が3日に新型コロナウイルスの検査で陽性となり、4日は1軍コーチ陣全員が濃厚接触の疑いで自主隔離。片岡篤史2軍監督（52）、2軍3コーチが1軍指導を代行したが、リモートでの指導も行われた。

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この日の打撃練習では、ケージ後方にタブレット端末が設置。打撃練習を終えたドラフト1位ブライト健太外野手（22＝上武大）、同2位鵜飼航丞外野手（22＝駒大）、根尾、石川昂らが端末に顔を寄せていた。映っていたのはキャンプ宿舎自室で隔離中の中村紀洋打撃コーチ（48）。同コーチはリアルタイムで中継された打撃練習映像で各選手のフォームなどを確認し、留意点などを各選手に伝えていた模様だ。タブレットでの会話を終えた選手たちは「ありがとうございました」と、あいさつしてから練習を終えていた。

立浪監督と西山コーチは保健所の指示で体調に変化がなければ11日から、落合ヘッドらは隔離から3日目、5日目のPCR検査で陰性が確認されれば10日から合流できる。第2クールは9日まで4日間。立浪竜はキャンプ序盤の新型コロナ禍での緊急事態を、リモート指導を含めて乗り切る。