阪神熊谷敬宥内野手(27)、ドラフト2位鈴木勇斗投手(21=創価大)が12日、沖縄・宜野座キャンプ恒例の「1日キャプテン」を務めた。

新人の鈴木は自己紹介も込めて、「鈴木勇斗です」「雪に耐えて梅花麗し」と座右の銘を書き込んだ。「これは自分の鹿児島の先輩である、西郷どんの言葉です。せごどんです」と紹介。すると、同じ鹿児島出身の井上ヘッドコーチが見守る円陣の中で「おいおい、いるだろ他に」と“ヤジ”が飛び、思わぬプロの洗礼? を浴びた。

続いて熊谷があいさつ。「桜島のような男になりたい」と書き込んだTシャツを披露すると、輪の中で爆笑が起こった。「鹿児島出身の井上ヘッドが残した言葉です。今、タイガースではヘッドは言葉を発しなくても目立っている存在です。そのヘッドに負けじと僕らが桜島のように目立てるように、プロ野球界で目立てるように今年頑張っていきましょう」とユーモアたっぷりに士気を高めた。

また、Tシャツの背面には「打倒糸原健斗」と記し、新型コロナウイルス陽性判定からこの日合流した先輩を歓迎するとともに、二塁のレギュラー奪取への決意を表明した。