NPBエンタープライズは16日、3月5、6日に予定していた侍ジャパンの強化試合、台湾戦(東京ドーム)の中止を発表した。

新型コロナウイルスのオミクロン株感染拡大の中、日本野球機構(NPB)は台湾の野球連盟(CPBL)と開催へ向けた協議を続けてきたが、前日15日、台湾側より代表編成は困難と連絡があった。日本への入国はクリアされていたが、台湾に戻ってからの感染防止対応がネックとなった。

栗山英樹監督(60)の初陣は、11月の次の強化試合まで延期となる。来年3月開催見込みのWBCまでに組まれる実戦は6試合ほど。その最初の2試合が流れた。今回はアマチュア選手も代表に呼び、特に野手は若手中心に臨むつもりだった。代表の裾野を広げる貴重な機会が失われたが、引き続き、準備を進めていく。

侍ジャパン栗山監督 新生・侍ジャパンの新たな挑戦を皆様にお見せすることができず、大変残念な気持ちです。しかし、次回WBCでの世界一奪還という目標は変わりません。前向きに準備を進めてまいります。