中日岡林勇希外野手が竜の新リードオフマンに急浮上した。オープン戦初戦の阪神戦(北谷)に「1番・右翼」でスタメン出場すると4打数3安打の猛打賞。開幕スタメンを猛アピールした。

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第1打席では母校菰野の大先輩、阪神西勇との初対決で、右翼線二塁打を決めた。3回には2番手秋山から右前打。同点の7回1死から右前打で出塁。二進すると山下の中前打に快足を生かしホームへ頭から飛び込んだ。チームの全2得点に絡む活躍だ。「キャンプでやってきたことがしっかり出せた。自分の仕事は塁に出ること、走ること。1番で起用してもらって結果を出せて良かった」。試合後は屋内練習場でバットを振り込んだ。

昨年は開幕1軍を手にしたが24試合の出場にとどまった。昨秋から立浪監督の直接指導を受け、実力が開花しつつある。指揮官は「今日は素晴らしい打撃だった」と及第点を与えたが、「オープン戦でどんどん使って、へばったときの感じも見ないと」と、シーズンでのスタメン起用を見据えハードルを上げる。「今年が勝負。使っていただくだけでも気合いが入る」。3年目の岡林が3月25日巨人戦(東京ドーム)でのスタメンを視界に入れた。【伊東大介】

◆岡林勇希(おかばやし・ゆうき)2002年(平14)2月22日生まれ、三重県出身。菰野時代は投手として最速153キロ、高校通算21本塁打の二刀流で、50メートル5秒8の俊足も誇る。19年ドラフト5位で入団後は外野手に専念。昨季は24試合に出場し打率2割5分4厘。175センチ、77キロ。右投げ左打ち。

▽中日立浪監督(オープン戦初勝利) 練習試合、オープン戦と(勝利球を)2球いただいた。早くシーズンに入ってからいただきたい。

▽中日根尾(途中出場で8回に右前打) チャンスを広げるために何ができるかを考えて打席に入りました。引き続き頑張ります。

▽中日岡田(8年ぶりに先発挑戦中で2番手登板し、3回3安打1失点) 思ったより良かった。1イニング目は全力でいった。ふがいない2年を過ごしたので何が何でも力になりたい。