いつか、先発オーダー、当たるかな? 日本ハム新庄剛志監督(50)が2日、昨季日本一のヤクルト相手に、本拠地・札幌ドームで初陣に臨んだ。ファイターズの一員として、16年ぶりに本拠地で「背番号1」の姿をファンに披露。この日も、日替わりの“猫の目打線”を継続。試合前には報道陣に予想オーダーの提出を求め「当たったら、すてきなプレゼントをあげます」と、不敵に笑った。

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試合前の札幌ドーム。全体練習を眺めていたBIGBOSSから、報道陣へ驚きの提案が飛び出した。

新庄監督 皆さん、午後5時半(試合開始30分前)までに今日のオーダーを考えて、マネジャーに送ってください。当たったら、僕からすてきなプレゼントをあげます。当たらないだろうね~。1000%、当たらない。当たったら、カウンタックで。

カウンタックとは、昨年11月に自身が監督就任発表後、初めてファンにあいさつした時に札幌ドームで乗り回した、超高級外車ランボルギーニのスーパーカーだ。その後「(賞品が)カウンタックかどうかは、オレが決めるけど」とトーンダウンも、不敵な笑みで番記者たちに“挑戦状”を突きつけた。

「横一線」を強調するように、キャンプ中から日替わりの“猫の目打線”を組む。「『こいつに、このポジションを守らせるの? なんか面白そうじゃん』って。前の試合で使った選手は変えるというのが、ヒントかな? 同じメンバーは1人か2人」。正解のオーダーでは、外野を本職とする浅間が三塁、捕手の田宮が左翼で先発出場。3回1死から田宮が左飛を捕球すると、頭上で手をたたいて喜び、2死一塁から浅間がゴロをジャンピングスローで処理すると、ベンチから飛び出してハイタッチを求めた。

ヤクルト高津監督とは、知将と呼ばれた野村克也氏という共通の師を持つ。メンバー表の交換時には、日本ハムの一員として16年ぶりに「背番号1」を札幌ドームで披露した。試合では、屋内球場のナイター開催にもかかわらず、なぜか赤いサングラスをかけて表情を隠したBIGBOSS。NHK札幌放送局が、史上初めて日本ハムのオープン戦を北海道全域で地上波生中継するなど、注目度の高さをうかがわせた。