阪神は7日、新外国人選手のカイル・ケラー投手(28=パイレーツ)、アーロン・ウィルカーソン投手(32)が米国から6日に来日したと発表した。政府の指針に基づき入国者待機期間終了後にチームに合流する。

嶌村聡球団本部長(54)は「ようやくですね。チーム合流は最短10日を考えています」と話し、早ければ10日に合流し、オープン戦での実戦登板も可能となりそうだ。

最速157キロ右腕のケラーは昨年まで2年連続セーブ王でパドレスへ移籍したスアレスの穴を埋める新守護神候補として期待されている。嶌村球団本部長は「特にリリーフは矢野監督も計算している。早く合流させることができてよかった。(ケラーは)直球の力があり、空振りが取れる変化球を持っている。大きな期待をかけている」と話した。

制球力があり先発タイプのウィルカーソンは、1軍デビューまでファームなどで実戦を重ねる必要も出てくるが、嶌村球団本部長は「非常に制球がよく、球種も豊富。本当にいい投手」と期待した。

2人の新外国人は米国のそれぞれ別の場所で自主トレーニングを行い、ブルペン入りするなど体は仕上がっているようだ。