ロッテ高部瑛斗外野手がさらに加速した。日本ハム戦に1番右翼で出場し、4打席連続安打の固め打ち。

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オープン戦は21打数9安打、打率4割2分9厘まで上げた。唯一のアウトは第1打席、強い当たりだったが投ゴロ。「何とか1番打者として塁に出られるように、明日はやっていきたいです」と慢心なく、求めるものは高い。

2軍では無双のリードオフマンも、1軍に上がるとなかなかバットが出なかった。昨季だけで5度の2軍降格を経験。「ずっと悔しい思いをしていました」。同じ左打ちの藤原、和田もいる若手外野陣。学生時代からのこだわりあるフォームにも修正をかけ、生き残りへ必死の日々だ。

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春男では終わらない。昨季は全試合で1番打者のベテラン荻野が、実戦に未合流。井口監督は「開幕までに間に合うスケジュールは立てています」とするも、1番を担える打者は何人いても心強い。藤原もまだ調子が上がりきらない。脚力も備えたバットマン高部が、必要不可欠な存在になりつつある。【金子真仁】