25日に開幕するプロ野球。日刊スポーツ評論家が順位予想をしました。真弓明信氏のセ・リーグ予想は以下の通り。

　　　　◇　　　　◇　　　　◇

★真弓明信氏のセ・リーグ順位予想

1位阪神

2位広島

3位中日

4位巨人

5位ヤクルト

6位DeNA

 

阪神は戦力的にバランスがとれており、一番の優勝候補になる。4番に入る佐藤輝はオープン戦の状態を見えると、うまく滑り出しそうだ。ただし、昨年の前半戦があまりにもよかったので、過度な期待は禁物だ。打順や守備位置をよく変えるチームなので、4番にこだわる必要はないだろう。佐藤輝の調子次第で大山や外国人を4番で起用してもいい。

不安材料はリリーフにある。スアレスの代役はまだ完全に決まっていない。ケラーは未知数で、岩崎も1年間務まるか分からない。ここが固まってこないと、試合終盤は不安定になる。

広島は3連覇した時から沈んでいたが、立て直してきた。鈴木誠が抜けた穴は大きいが、若手の台頭でチームに勢いを感じる。不気味な存在は中日だ。監督が替わり、若手の底上げに力を入れている。ヤクルトは2年続けて投手陣が活躍するのは難しい。オープン戦を見ると、巨人に勢いを感じない。外国人が計算しづらい面もある。

順位はつけたが、コロナ禍では戦力が一気に低下する可能性もある。昨年は両リーグで前年最下位のチームが優勝したほど。各球団の戦力は均衡している。