いよいよ迫って来たプロ野球の開幕。今季のペナントの行方はどうなるのか? 日刊スポーツ評論家陣の順位予想です。

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★森本稀哲氏のセ・リーグ順位予想

1位DeNA

2位ヤクルト

3位阪神

4位中日

5位巨人

6位広島

 

DeNAの戦力が充実している。ソト、オースティンは開幕不在となってしまったが、内外野ともに選手層は厚みを増した。課題の投手力も先発は近年では最もけが人が少なく、安定している。リリーフ陣もスタミナのある選手が多いので、復活する延長12回でも耐えられるとみた。足を使った機動力はあまりないが、パワーでカバー。打ち勝つ野球で昨年の最下位から一気に優勝も狙えるほど戦力は整った。

ヤクルトは山田、村上ら野手の軸がしっかりしており、昨年同様に上位には入ってくるとみた。ただ、投手はリリーフ陣は計算できるが、先発陣が手薄な印象で、延長12回になった今季はそこがウイークポイントになるかもしれない。阪神は昨季、9回打ち切りの恩恵を受けたチームの1つだと思う。それがスアレスが抜けて延長12回になるだけに、守護神の出来次第で順位も大きく変わってくるかもしれない。巨人はオープン戦を見る限り、野手に元気が見られなかった。投手陣も赤星や大勢ら楽しみな若い投手が出てきたが、菅野の状態が上がっておらず心配。今年は苦しむシーズンになると予想する。