日本学生野球協会は5日、都内で審査室会議を開き、高校4件と大学1件の処分を決めた。

東都大学野球2部の立正大は昨年6月20日、当時の監督(47)による3年生部員Aへの言葉によるハラスメントを行い、また、同部員を野球部寮から実家に帰省させ、6カ月の間、帰寮させずに練習にも参加させなかった。同年12月、大学のハラスメント防止対策委員会はアカデミックハラスメントがあったことを認定し、けん責の懲戒処分を下された。協会としては同12月22日から3カ月の謹慎処分とした。なお同監督は今年の3月31日付で退職しており、チームは新監督を迎え春季リーグ戦に臨む。

門司学園(福岡)の副部長(64)は、飲酒運転により21年8月24日から1年間の謹慎。当該副部長は書類送検され、刑事処分、行政処分が課された。さらに県教育委員会からも1月21日に付けで免職の処分となっている。副部長は教諭。

日本ウェルネス長野(長野)の部長(32)は、体罰により2月3日から1カ月の謹慎。同部長は教諭。

古川学園(宮城)のコーチ(24)は、部内での体罰により1月15日から6カ月の謹慎。報告義務違反により1カ月。合わせて7カ月の謹慎。コーチは学校職員。

武田(広島)の、部長(28)と監督(40)は報告遅れにより、ともに3月19日から3カ月の謹慎。部長、監督ともに教諭。