和製スラッガーがロッテ打線を盛り上げる。山口航輝外野手(21)が高めボール気味の直球を強烈にかち上げ、バックスクリーンまで運んだ。

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3月27日の自身1号以来、チームの日本人打者では455打席ぶりの本塁打。自身初のスタメン4番にも「やることは絶対に、何番でも変わらないので」と臨み、気負わずに2号ソロを飛ばした。

3試合連続無得点を吹き払った。「点が入ってないのはみんな分かってて、少し雰囲気も暗い部分もあったかもしれないですけど、チームは1つになってたと思います」。2回、佐藤都が粘って犠飛で先制。勢いを止めぬよう、両親も観戦する中で豪快弾を運ぶと、助っ人級の潜在飛距離を誇る6番岡も左翼5階席への特大弾で呼応した。

外国人枠の関係もあり、不調のマーティンがベンチを外れた。井口監督は「マーティンがいないので、打順を1つ繰り上げただけなので、4番という形ではないです」とするものの、時に打球速度が170キロに達する21歳が花開けば、頼もしいことこの上ない。30イニングぶりに得点し、連敗も5でストップ。それだけでは終わらない、巻き返しをイメージできる1勝だった。【金子真仁】

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