ソフトバンクが今季初の3連敗を喫した。開幕カードで3連勝して以来の顔合わせとなった最下位日本ハムに3本塁打を浴びるなど、12点を奪われ完敗。藤本博史監督(58)は開口一番に「大敗ですな…」と、自虐的につぶやいた。

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来日2年目の先発レイは、イニング、失点ともワーストの2回7失点で降板。同時に、正捕手の甲斐も3回の守備からベンチに下げた。先発マスクをかぶって3回守備から交代するのは、自己最短。開幕から全試合に先発する正捕手の早期交代に、藤本監督は「メッセージですね。何か考えてくださいということですね」と厳しい表情で言った。

「怒りのバッテリー交換」でも相手の勢いを止められず、今季ワースト14点に迫る大量失点。一方の打線は日本ハムを上回る、今季最多の17安打を放ちながら、半分に及ばない5得点とつながりを欠いた。前夜オリックスに延長サヨナラ負けした、悪い流れを引きずるような連敗。開幕8連勝し、最大9あった貯金も4まで減った。踏ん張りどころが続く。【山本大地】

 

▽ソフトバンク2年目の助っ人右腕レイは2回54球、自己最多の7失点KOとなった。初回は万波に3ランを浴びるなど4失点、2回にも四球絡みで3失点。「ストライク、ボールがはっきりしていた。カウントを悪くしてしまったところを、バッターにしっかりとスイングされてしまった」。今季3試合目で初黒星。初めて5回をもたず「早い回で降板することになってしまい、申し訳ない」と責任を痛感した。